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2021.04.20 オモプラニュース
お笑いプラットフォーム オモプラッタ
2018.12.15 インタビュー
【前編はこちら】
―――しかし、これだけコアな話が飛び交うと、プロレス初心者はついて行けないのでは?
宮澤:僕たちがこだわっていることがひとつありまして、それは「司会は必ず、プロレスを知らない・分からない芸人にしている」んですよ。前回はモグライダーの芝くんっていう子にやってもらったんですけど、彼もプロレスは学生時代にちょろっと見たことがあるだけで、もちろん全然詳しくはない。そんな中、僕たちが当たり前のようにジョージ高野の話をしたりするわけですよ。そうすると「ちょっと! さっきから言ってるジョージ高野って誰なんですか?」みたいにツッコミを入れてくれるんです。プロレスを知らないお客さんにも伝わるように軌道修正をしてくれるんですね。
(※ジョージ高野・・・マスクレスラーとして活躍していた時期もあるプロレスラー)
小橋:ちゃんとストップが掛かるもんね。
宮澤:あまりにもマニアックなことを言い過ぎても、楽しませるどころか引かれてしまうこともあるので。
本間:そこはあくまでもトークライブだから、初心者の人にも優しくを心がけてますね。
―――なるほど。だからこそ、プロレスの魅力が伝わりやすいのでしょうか?
小橋:魅力を伝えられているのだとしたら、本当に嬉しいですね。
宮澤:前に鈴木みのるさんがやられているお店に行った時に、みのるさんとロッキー川村さんがいらっしゃって、そこで「僕たちこういうライブをやってるんですが」っていう話をしたことがあるんです。そうしたらみのるさんは「プロレス好きの芸人さんって、外部にプロレスの魅力を伝えてくれようとしますよね。それって、俺らからするとすげーありがたいっすよ」って言ってくださって……。
本間:(プロレスの)魅力をなんとかして世に広めたいみたいな、勝手な使命みたいのがあります(笑)
小橋:そうですね。もはや使命感ですよね。
―――見方が分からないと入りにくい世界のように感じてしまいます。
本間:極端な話、ものすごい名勝負をいきなり見せるよりも、エピソードトークや映像なんかで「プロレスの笑える部分」を見せてあげた方が入り口にはしやすいと思うんですよ。たとえば、長州さんの過去のインタビュー映像で、ちょっと面白い映像とかもあるわけですよ。他にも、ローカルCMに実は出てた誰々とか、ものすごい演技へたくそだけど頑張ってる姿とか、そういうのも見ていて面白い。そういうのを皆で発掘してきて、映像のコーナーで流すんです。別にプロレスを知らなくたって面白いものは面白いじゃないですか?
小橋:ある意味、公式は絶対にやらないような伝え方ですよね。
宮澤:あと、プロレスラーの方をゲストとしてお呼びすることはないですね。そこにこだわってるのは、プロレスラーの方が出演者にいるとこっちもどこか気を使うんですよ。これ以上は踏みこめない感じねというか、「下手なこと言えないぞ」みたいな。本人たちがいないから好き勝手しゃべりますけど、ただ、いわゆるプロレスの裏事情的なことも言わないです。そこも決めているんですよ。ちゃんと、表からみたプロレスの面白さだけを伝えたいんです。「こういう事件があった」とか「実は、この事件は裏ではこうだったらしいですよ」みたいなのは僕らのトークライブではあんまりしないです。
小橋:俗に言う暴露系のトークはしないですね。ネガティブアプローチはしないです。
本間:とにかく、プロレス愛を全面に出したいんです。だから、何かや誰かの悪口みたいなのはは言わないですね。「ガイ・メッツァーの試合はつまらない」って言いましたけど、それは正当な評価だったので……(笑)
小橋:仮に知っていたとしても「あの選手は性格悪いらしいですよ」とか、そういうのは言わない。
宮澤:(トークライブが)終わった後に、見に来てくれた方とかプロレスファンの方とかがツイッターに書いてくれるのは「本当ににプロレス愛にあふれる良いライブだった」ってことなんです。
本間:純粋に好きなんだよね、プロレスが。
宮澤:本当はそのまま全員で打ち上げに行きたいんですけど、終わるのが22時過ぎとかで、あまりゆっくり飲んでいられないんです。だから、開催されるのが2カ月後とかになってしまうんですよ。一度昼間にやって、そのまま夜に飲みに行ったこともあるんですけど、昼の開催は中々難しくて。
小橋:最近はプロレスでも昼興行が当たり前になってますけどね。
本間:昼興行、もっとやりたいですね。
―――みなさんはご一緒にプロレスを観戦されたりはするのでしょうか?
小橋:行く時もありますね。
宮澤:僕以外のふたりは、今日はこの後全日(全日本プロレス)を観に行くみたいです。
小橋:TAJIRIさん対力さんが楽しみですね。TAJIRIさんもツイッターで「セーバーチョップには警戒してます」って書いてましたから。
(※TAJIRI・・・元WWE所属のプロレスラー。プロレス版メジャーリーガーとも呼ばれる)
(※力・・・力道山を祖父に持つプロレスラー)
宮澤:同じプロレス好きでも違う団体が好きだったりもするので、必ずしも一緒ではなかったりします。
本間:例えば、宮澤さんはプロレスラーの方からサインをもらうのがすごい趣味で、出待ち・入り待ちをめちゃくちゃするんですよ。一度、僕が木村健悟さんのサインがどうしても欲しくて宮澤さんに相談をしたら、木村健悟さんは政治家もやられているので、「政治関係の新年会がどこそこである」っていう情報をフェイスブックから見付けてきてくれたんです。それで、ふたりして新年会の入り待ちをしたんです(笑)
―――新年会の入り待ち!?
本間:木村さん、めちゃめちゃ驚いてましたね。一応、木村さん本人がフェイスブックで公式に書いていた情報だったらしくて、会費さえ払えば誰でも参加はできるみたいな雰囲気だったんです。目黒の中華料理屋で何時から、って書いてあったので「30分ぐらい前から待ってればくる」だろうって。実際、すごい優しくして頂いて。
宮澤:「こんなところまでよく来てくれたね」ってね。
本間:周りの人も中に入れてくれて、ぱしゃぱしゃ写真も撮らせてもらいましたね。
宮澤:プロレスの会場にいる時とはまた違うテンションで接してくれるのもいいところなんです。
小橋:宮澤さんは「誰々のサインが欲しい」と訊けば「ここに行けば会えるよ」っていうのを教えてくれるんです。
―――ファンならではの特技ですね。
宮澤:まあ、そうですね。もらいやすい場所というか、「この人にもらうのは難しいよ」みたいなのもありますね。選手によって対応は十人十色です。会場の入り待ち・出待ちでサインはしない、会場内物販でお願いしますっていう人もいる。逆に、物販はやるけど、物販はあくまで商品に対してお金を払ってもらってるから、外でもサインは書くよっていう人もいますし、物販もやらなければサインもそもそも書かない人もいます。僕は長年サイン収集を趣味にしているので、「あの選手はこうだ」っていうのが全部分かっているんです。だから、「ケンドーカシンさんは入り待ちでは無理だよ」とか、「最近は物販やっているから、物販に行ってTシャツを買えばあとでサインもらえるよ」とか、そういう情報は教えてあげられます。
(※ケンドーカシン・・・日本の覆面レスラー)
―――今回は9回目になるということで、まだ節目ではないとは思います。内容自体も毎回そこまで大きく変わる訳ではないということですが、ここで改めて、今回初めてライブに行く方・行こうかなと悩んでいる方たちに向けて、ライブの見所をPRして頂けますでしょうか?せっかくなので、「今回のライブをプロレスで例えたらどうなるのか」という形でお聞きしたいと思います。
宮澤:難しいですね……(笑)
本間:やっぱり僕はアレですね。正直、今までの8回で全部出している訳ですよ。全部出しているから、そろそろ出す映像もコスプレもネタが尽きてきている。次のライブは、そんな苦境からの「もう一発」なんです。武藤敬司がムーンサルトプレスで膝を悪くして、技もどんどんできなくなってきた後にシャイニングウィザードを開発ように、「頭打ちになった状態からのシャイニングウィザード」みたいなライブにしたいです。
小橋:すごい! よくまとめたね。
宮澤:武藤さん、そこがやっぱりすごいですよね。禿げてきたら剃っちゃうとか、ね。斬新な切り替えというか。
―――詳しいお客さんからしたら、このメッセージはわくわく度を上げてくれますよね。
宮澤:僕は、そうですね。FMWが「おもちゃ箱をひっくり返したようなプロレス」って言われていたじゃないですか? いわゆる正規のプロレスもあり、女子プロレスもあり、デスマッチもあり、異種格闘技戦もあった。我々「プロレス者の集い」も内容としては、女子プロレスの話もあり、デスマッチ路線もあり、アメリカンプロレスを紹介したりだとか、どんなプロレスファンが見に来ても絶対に1個は引っ掛かる。なおかつ、プロレスを知らないお客さんが来たとしても楽しめる内容になっているので、まさしく「FMWのようなライブ」です。
(※FMW・・・かつて存在した日本のプロレス団体)
―――宮澤さんたちによる異種格闘技戦ということですね?
宮澤:そうです。多種多様なスタイルが混じり合ったライブです。それが会を重ねることに濃くなっているので、第9回目は前回に増してバラエティに富んだものが見られるライブになるんじゃないかなと思っております。
小橋:僕は「馬場全日本」そのものだなと思っていますね。明るく、楽しく、激しい。9人のメンバーで、第1試合からメインイベントまで。若手の激しくも明るい戦いから、馬場さんの試合があって、最後にはメインイベント、三冠ヘビー級で四天王プロレスをズドンとやる。こういうプロレスの楽しみがぎゅっと凝縮されたライブじゃないかなと思いますね。9人それぞれが個性を持ってやってますので、さっき宮澤くんも言ったように、色々なお客さんが何かしら引っ掛かるライブになっていると思います。
宮澤:チケットも2000円ですから、そこまで高いものでもないですしね。
本間:ドリンクも頼めば、僕らの私物プレゼントの抽選券にもなるので。
―――私物プレゼント?
小橋:(出演者が)プロレスグッズを持ち寄りまして、ドリンク2杯目の方に抽選券を配って、最後にプレゼントをお渡しするんです。
本間:飲めば飲むほど確立が上がるっていう……。
宮澤:プロレスラーの方だったら自分のコスチュームとかを出すじゃないですか。でも、僕たちは違うので、自分たちが所有しているプロレスラーのグッズを抽選に出す訳です。「せっかくだし、つまらないもんじゃあれだな」っていうのもあって、結構豪華なものを出しがちなんです。抽選会は阿佐ヶ谷ロフトに移ってから始まったので、2回前から始まったんですけど、その時僕は新日本(プロレス)のジャージの上下を出しましたね。以前、蝶野さんのファンクラブのイベントで僕が抽選で当てて、蝶野さんから直接手渡しでもらったジャージなんです。使用済みは使用済みですけど、普通には手に入らないものです。正直後悔しましたけど、抽選会が1発目だったので「これくらいインパクトがないとダメだ」と思って出しましたね。
小橋:出した後に「ああ、なんで出しちゃったんだろう」って毎回思いますね。僕の場合は、小橋さんが引退する大会の特別リング席、3万円の席に付いてきた限定200枚のパネルを出しましたね。開くと小橋さんの写真と引退の日付が入ったサインが書いてあるんです。他にも、小橋・本田組の限定フィギュア。小橋さんがガンになって(王者を)返上するんですけど、その時のフィギュアなので、もう絶対手に入らないんです。
本間:ユリオカさんは色々とプロレスの番組もやっているので、新日本(プロレス)とかからグッズをもらうみたいなんですけど、この前はIWGPのDVDBOXを出してましたね。定価だと2万円くらいするやつですよ?
―――それが当たるかも知れないんですね。
本間:お得ですよね。
小橋:ちなみに、藤井ペイジさんは毎回ブックオフで買ってきた100円の安い本を出してくれています。
本間:家にあったらしいプロレスの本を持ってきていて、いざプレゼントとなった時に、掛かっていたカバーを外したら野球の本だった、っていうこともありましたね。藤井さんはその野球の本をあげていましたけど(笑)
―――開催は新年ということですが、今から待ち遠しいですね。
宮澤:年明け早々にやるの初めてなんですよ。阿佐ヶ谷ロフトって、食べながら・飲みながら見るができるので、ぜひとも「プロレスファンの大新年会」みたいな感じにしたいです。マックス80、90人くらいは入れるそうなので、チケットにはまだ余裕があります。手売りチケットを僕が持ち歩いているんですけれど、この手売りのチケットが入場順としては一番早く入れるんですよ。阿佐ヶ谷ロフトさんのウェブページで予約した人が次で、最後が出演者の取り置きになります。手売りのチケットを持っている人が早く入場できるので、「良い席で見たい!」という方は、いつでも僕に声を掛けてください。ツイッターとかで持ち歩き情報を常に更新していますし、お笑いの会場はもちろん、プロレスの会場にもいるので、見付けて頂ければいつでもお渡し致します。
―――つまり、会場で宮澤さんを「出待ち」すれば買えるという訳ですね?
宮澤:そうですね(笑)
プロレストークライブ 「プロレス者の集い vol.9」
【日時】
2019年1月11日(金)
OPEN 17:30 / START 18:30
【会場】
Asagaya/Loft A
東京都杉並区阿佐谷南1丁目36−16 B1
TEL 03-5929-3445
【チケット】
前売¥2,000 / 当日¥2,500(共に飲食代別/要1オーダー¥500以上)
※前売は出演者手売りチケット、当店WEB予約にて受付。
※入場順:手売りチケット→当店WEB予約
【出演】
ジグザグジギー宮澤聡
ユリオカ超特Q
森一弥
飛石連休 藤井ペイジ
世田谷フレンズ 加藤憲
W・ニードロップ小橋太っ太
や団 本間キッド
青木泰寛
ドドん 石田芳道
【司会】
モグライダー 芝大輔
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