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2018.11.27 インタビュー

「同性にこそ観て欲しい」紺野ぶるまと河邑ミクが目指す「お笑い」とは?

R-1ぐらんぷりでの活躍に続き、「女芸人No.1決定戦 THE W」で決勝進出を決めた紺野ぶるまが、12月1日(土)、自身4回目となる単独ライブを開催する。今回は同じ事務所の後輩である河邑ミクを巻き込んだ初のツーマンライブ。お互いの新ネタはもちろん、ユニットコントも披露される予定だという。今回は、本番を間近に控えたふたりの楽屋を直撃し、ライブに懸ける意気込みと今後の展望を伺った。

―――今回は4回目の単独ライブということですが、紺野さんの(ライブの)フライヤーは、いつも強烈なインパクトがありますね。なんというか、お笑いライブというよりも大人のアレのような。こういったデザインにしたのには、何か理由があるのでしょうか?

紺野:初めて単独をやった時に、「フライヤーを面白いものにしたいな」と思いまして、他の芸人さんのを参考にしたりして色々と考えていたんです。それがちょうど、私がなぞかけを始めたてくらいの時期で、本当に、ち◯こ一本でやり始めた時期だったんですよ。なので、そういうのを上手く表現したいなと思っていて、なおかつ、シャレも利いているのって何だろう、と。

―――下ネタなぞかけですね。

紺野:普段は露出とか嫌いなんですけど、ネタに合わせてちょっとセクシーな感じのポスターにしようかなと考えたんです。でも、それだとシャレが足りないなと思って、それで「(ポスターの横に)帯をつけたら新しいな」と。そこからどんどんアイディアが湧いていって、「だったらあえて、服はエロくない方がいい」とか、タイトルも「はっきりとエロというよりは、分かる人には分かる粋な感じにしよう」って。それで、第1回のタイトルは『ぶるま、夜の新宿でかけまくり』になったんです。

(そのフライヤーを)初めて世に出した時に、沢山の人に「あれは最高だね!」と言ってもらえたんです。むしろ、ポスターをきっかけに私を知ってくれた人もいるくらいに拡散されてしまって……。「一体どんなライブなんだろう?」みたいな。こっちとしては、「ライブよりもフライヤーの方が面白いくらいの感じ」で(笑)それで、その時に味をしめてしまって、今回で4回目になるんですけど、正直「このフライヤーを作りたいからやってる」みたいなところもありますね。

―――今回は河邑さんも巻き込んだものになっています。

紺野:第3回が終わってから、「(このフライヤーを)誰かとやりたいな」と思っていたんです。最初は「組むなら男性かな」と思っていたんですけど、なんか直接的過ぎてそそられないというか……。あと、男女のユニットってあまり集客ができないというイメージがあったんです。男なら男だけ、女なら女だけの方がいいなという思いがありまして、どうしようかと悩んでいる時に、「例えば、河邑さんと姉妹をやってみたら、それって超面白いんじゃないかな」と閃いたんです。

河邑:もともと「よく似てる」って言われていまして、R-1ぐらんぷりでご一緒させてもらった時に、「いつか、ふたりで何かできたらいいね」みたい話はしていたんです。でも、最初に「ツーマン(ライブ)をしよう」とお誘い頂いた時は、このフライヤーのことは聞いていなくて、何なら、「どういうのがいいと思うか」みたいな提案のし合いがあったんです。

紺野:正直、最初から「絶対こうしよう」と決めて誘っていたんですけど、一応は「あ〜、こういうのもいいよね」みたいに相槌を打って……(笑)

河邑:ほぼ誘導尋問ですよね。わたしも「きっと、こっちにしたいんだろうなあ」と思ってました。でも、実際にやってみたら、まんまとオトナたちが引っ掛かってくるというか、食い付いてくださるので、「さすがだなあ」と感動しました。

紺野:この巻き込まれてる感がたまらないですよね。

河邑:わたしの表情も微妙なんですよ。

―――タイトルである『義理姉妹』には、どのような意味があるのでしょう?

紺野:『義理姉妹』って、AVのタイトルとかでもあるじゃないですか? でも、姉妹って言っても、私とミクちゃんは7個違うんですよ。「似てる似てる」「お姉ちゃんと妹」みたいに言ってますけど、内心は、肌のツヤとか小じわとか、正直しんどい部分があって……。「並びたくない」というか、「うちらは楽しくやっているけど、みんなはどう思ってるのかな?」みたいな思いがあるんですね。「このやり取りを見て、みんな引いてるんじゃないかな」と思い始めていて、そういう意味で「ギリ姉妹」、「ギリギリ姉妹に見えますよね?」みたいにやっています。

ちょっと前にふたりでデパートに行く機会があったんですよ。それで、「お姉ちゃん!」「妹!」とか言い合いながら、母の日のプレゼントを選んでいたんです。「お姉ちゃんこれにしよっかな~」なんて言いながら化粧品のコーナーを見ていたんですけど、そこの店員さんが「あんた、これ試しな」って、化粧品を紹介してきたんです。言われるがままに試していたんですけど、その後にミクちゃんが来たら、その店員さんが私に「あ、娘さん来たよ」って。「は? 何!?」みたいな。

河邑:マジでビックリしましたね。

紺野:「いやいや、私たち姉妹でやってるんで」「え、娘でしょこの子?」みたいな。さすがに怒って「ちょっと待って。私のこと何歳に見えてるんですか?」って訊いたら「「31でしょ」と言われまして。私今年で32なので、ばっちり当たってるんですよ。「え、じゃあこの子は?」って訊いたら「この子は10歳くらいでしょ?」って……。「本当に美容部員かよ!」って思いましたね。

河邑:今年の話ですよ、これ。わたし24ですよ。それに身長も165くらいでして、大人にしても大きいじゃないですか? なのに、「このバランスは10歳だよ」って(笑)。

紺野:私としては笑い話になるから別に良かったんですけど、ミクちゃんが「え、何言うてはるんですか!」「こ、こ、こ、この人は!」みたいに、めっちゃ気を遣ってくれるんです。その感じが悲しくて、「いや、笑って。お願いだから笑って」と思って。そんなエピソードもあって『義理姉妹』にしました。

―――『義理姉妹』はコンビになるのでしょうか?

紺野:コンビではなく、一緒に(ツーマンライブを)やろうっていうもので、活動自体はピンです。

河邑:ユニットですね。

紺野:でも、もちろん合同コントもやる予定です。

―――ということは、おふたりのユニットコントが観られるのは今回が最初で最後になる?

紺野:ライブがめちゃくちゃ上手くいったり、ネタがウケたら分からないです。味を占めて、今後もやりだすかも知れないですし、もう一人くらい増やして三姉妹にするかも知れないです。

河邑:ふたりとも、等身大の感じのネタをやるので相性はいいと思います。普段のままというか、7歳差がある中で、普段自分らが思ってることをふたりでそのままやると思います。

―――今度はお一人ずつお話を伺っていきましょう。まずは紺野さんに、今後の展望を聞かせて頂きたいと思います。R-1ぐらんぷりを終えて、次の目標などはあるのでしょうか?

紺野:書籍化を目指してます。……今。いや、当初から。

―――下ネタなぞかけを、でしょうか?

紺野:なぞかけもそうですし、色々な分野での書籍化を目論んでいます。後世に残したいんです。そもそも、なぞかけっていうのは日本の伝統芸能なんですね。最近の人たちはネットしか見なかったり、紙の本じゃなくて電子書籍で読む人が増えていたりもしますけど、結局は「紙で残さないと後世には残せない」っていう感覚が自分の中にあるんです。

(なぞかけの)勉強をするために国会図書館に行くことがあるんですけど、その時に色々ななぞかけの本を読みまして、古代からの遊びなのでかなり昔からやられているんですけど、昔の尼さんとか子供たちも、「ち◯こ」で解いていたりするんですよ。女性だけど、私よりももっと下品に解いているんですね。そういう歴史も、国会図書館に書籍として残っているから見付けることができたけれど、「100年後に私のち◯こなぞかけがネットに残ってるか」って言ったら、多分、どんどん上書きされて残ってない気もするんです。なので、国会図書館に置けるようにコンプラの合間をぬって書籍化したいですね。

―――ち◯こなぞかけは、今回のライブでも観られる?

紺野:どうなんですかね。やっぱり、私がやっちゃうと「河邑さんも」ってなっちゃうんじゃないかな。河邑さんがNGかも知れないので、河邑さん次第ですよね。自分はやりたいんですけど、河邑さんがもしかしたら嫌がるかもしれないので、河邑さんの器量に掛かってくるのかな、と。……先輩とやるっていうのは、そういうことだと思うんですけどね、私は。まあ、練習する時間ありますから。

河邑:今のところはNGですね。

紺野:でも、なぞかけを楽しみに来る方も多いと思うので、もしかしたら……?

―――河邑さんは、今のところはNG?

紺野:私も姉として本音を言わせてもらうと、下ネタとかはまだ早いと言うか、もうちょっとクリーンな感じで行った方が彼女の為なんじゃないかと思いますね。

河邑:今のところはNGです。

―――それでは、河邑さんの方に移りましょう。東京にいらしてから日が浅いそうですね?

河邑:3ヶ月目くらいですね。だから、わたしとしては「まず馴染むとこから始めないとな」っていうのがありますね。「何がツボで、何がよくないことなのか」も分かってないですし。大阪は女芸人さんが比較的少なくて、見てもらえる機会が多かったんですけど、東京はかなり多いので、その中で「どうやって生き抜いていくのか?」を考え中です。オーディションは東京の方が多いので、競争は激しいぶんチャンスも多いから。

―――例えばR-1ぐらんぷりなど、具体的な目標などはあるのでしょうか?

河邑:もちろん、R-1(ぐらんぷり)とかTHE W(女芸人No.1決定戦 )とかも力入れてるんですけど、将来的には「恋愛もののバラエティとかで、スタジオで映像を観てる側の人」とかやってみたいなあと思ってます。なんか、ニコニコしてお金もらえたらいいなって……(笑) 書籍化じゃなくてすみません。

―――続いて、おふたりのライブにかける意気込みをお聞かせ頂きたいと思います。

紺野:今回は今までやってきた単独ライブの中で一番高い金額なんです。言ってしまえば500円だけですけど、私としては「勇気を持っての2500円」なので、やっぱり、2500円っていう重みをしっかりと感じてやりたいですね。企画でも、後輩の女芸人にいっぱい出てもらうんですけど、「女の子だけでも面白いんだよ」っていうのを、このライブを通して感じてもらえたら、と思います。松竹芸能新宿角座がオープンしてから8年目になるんですけど、私は当初からいるので、先輩方に色々して頂いた分を、自分も後輩たちに返していかないとな、という責任感もありまして……。

あと、河邑さんの親御さんがこのフライヤーを見てすごく不安になったと思うんです。東京来て数ヶ月で、「あれ? 聞いてたのと違うぞ」みたい気持ちがあると思うんですよ。だから、「内容はちゃんとしている」と伝えたいですね。お互いにR-1でもいいところまで行っているので、「ちゃんとやっている感じの2500円にしたいな」という感じです。

河邑:確かに困惑していて「大丈夫? なんか複雑やわ」っていう連絡がお母さんから来たんですけど、お父さんはノリノリで「チラシ持って帰ってきてな!」みたいな感じで、結論は「上手くいったらいいね」って感じです。ライブ自体、それこそ「ちゃんとやっている」というか、真面目というか、クオリティの高いものにしたいと考えています。今までのぶるまさんの単独とも違う内容で、みなさんに楽しんで頂けたらと思います。

紺野:私の単独は客層がボートレース場とほとんど一緒でやらせてもらってるんです。前歯がなくて「すすすすす」って笑う人たちが前二列を占めていたりして、本当にいい人たちで「すごくありがたいな」と毎回思っているんですけど、実は、自分のコントは結構「女の人に共感してもらえるんじゃないか」っていうものが多かったりするんですよ。

このフライヤーだけ見ると「男性客が多いんじゃないかな」と思われるかもしれないんですけど、意外と女の方もいて、ライブ終わりに「今日はすっごい勇気を振り絞って、栃木から一人で来ました」とか「誰にも言ってないんですけど、実は紺野さんのネタすごい好きなんです」って声を掛けて頂くこともあるんです。正直「なんで隠すの」とか思うんですけど……(笑)。基本、隠れキリシタンみたいな扱いなんですけど、でも、そういう方もいらっしゃるので、身構えず気軽に観に来て頂きたいですね。

―――同性にこそ観て欲しい?

紺野:コントを書いてる時も、「男の人はどう思うかな」っていうよりは、女の人のことを考えている気がします。なので、実は同性の方が共感しやすいネタになっているのかも知れないです。

河邑:わたしも東京に来たてなので、顔見せではないですけど、色々な人に観て頂きたいな、という思いです。特に女性のお客さんの意見は聞いていみたいですね。

紺野:ちゃんと笑って欲しいですね。

―――ちゃんと笑う?

紺野:同性だからこそ、「女芸人を手放しで笑えない」っていう感覚があると思うんです。言葉は悪いですけど「ザ・女芸人」みたいな、ふくよかだったりする芸人の方が好かれやすい。

河邑:それを、みんなして「可愛い」って言うんですよね。

紺野:ザ・女芸人みたいな見た目の人を「可愛い」と言って、心の中では自分より下にマウントしているのがスタンダードな女芸人の見方だと思っていて。 でも、そんなマウントなしでも、面白かったら手放しで笑ってほしいと思っています。例えば、その女芸人がシュッとした見た目で、何を言っても手放しで笑えない。でも、その人が過去にすごく貧乏だったり、つらい苦労話をしたら急に応援出来るようになることって結構あります。それっておかしくないですか? 本来、人の幸せな話を聞いて喜びたくないですか?

義理姉妹

2018年12月01日 (土)

出演:紺野ぶるま 河邑ミク

公演時間:2018年12月1日(土)

1)13:30開場/14:00開演/15:30終演予定
2)18:30開場/19:00開演/20:30終演予定

料金
前売 2,500円/当日 3,000円
整理番号付全席自由席

チケット詳細
10月14日(土)10:00チケットぴあにて発売
セブン-イレブン、サークルK・サンクス、チケットぴあ店舗
Pコード 597-690
TEL 0570-02-9999

ご注意
*未就学児入場不可。
*客席内でのご飲食はご遠慮ください。

お問い合わせ
新宿角座 (03-3226-8081)

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