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2018.03.11 編集長コラム

『R-1ぐらんぷり2018』総評

3月6日に行われた『R-1ぐらんぷり2018』はやっぱり面白かったですね。ネット上の感想などを見ていても、今回はいつになく視聴者の満足度が高いような気がします。実際、決勝メンバーはみんな文句なしに面白かったですからね。それぞれの芸にクオリティの高さとオリジナリティとキャッチーさがあって、レベルの高い大会でした。

 

決勝が始まる前から注目ポイントはいくつもありました。まず、準決勝を勝ち上がった決勝メンバー10人のうち4人を占める女性芸人がどこまで活躍できるのか、ということ。中でも、『女芸人No.1決定戦 THE W』を制したばかりで乗りに乗っているゆりやんレトリィバァさんが悲願の優勝を果たせるのか、というのも見どころでした。

 

決勝Aブロックで争ったのは「ルシファー吉岡、カニササレアヤコ、おいでやす小田、おぐ」。謎のアマチュア女性芸人、カニササレアヤコさんの雅楽演奏家のネタは強烈でしたが、それを抑えて最終決戦に進んだのはおぐさんでした。おぐさんは、ネタが始まってすぐに会場の空気をつかんでしました。おぐさんの人柄や人間味が伝わってくるような見事なネタだったと思います。

 

Bブロックで争ったのは「河邑ミク、チョコレートプラネット長田、ゆりやんレトリィバァ、霜降り明星せいや」。このブロックは特にどのネタもレベルが高く、甲乙つけがたい出来でした。結果的には優勝候補であるゆりやんレトリィバァさんが接戦を制した形になりましたが、ほかの3人もまったく負けてはいなかったと思います。特に、敗者復活戦から勝ち上がった霜降り明星せいやさんの健闘は印象に残りました。

 

せいやさんは今回、相方の粗品さんと揃って決勝に進んだことになります。鋭いセンスを生かしたフリップ芸を得意とする粗品さんに対して、せいやさんは動きや表情やリズムを生かしたナンセンスなネタを持ち芸にしています。それぞれが別々の方向で優れた才能を持っているのですから、霜降り明星というコンビはただ者ではありません。

 

Cブロックで争ったのは「濱田祐太郎、紺野ぶるま、霜降り明星・粗品、マツモトクラブ」。このブロックでは、ネタそのものよりも、審査結果発表の際に視覚障害を持つ濱田さんの横で状況説明をしてあげていた紺野ぶるまさんの優しさが話題になっていました。

 

ぶるまさん、良かったですよね。親切さを押し付けるような態度が一切感じられず、自然にやっているようなところが良かったです。嫉妬や皮肉の交じったドス黒いネタを演じているためか、今ひとつ好感度が低かったぶるまさんですが、今回の件で見直したという人も多そうです。

 

最終決戦で争ったのは「おぐ、ゆりやんレトリィバァ、濱田祐太郎」。おぐさんは1本目の続編のようなネタを演じて、ゆりやんレトリィバァさんは好き勝手にネタをやりきって、濱田さんは普段通りに自分のペースでネタを演じていました。三者三様の戦いぶりが印象的でしたが、優勝を果たしたのは濱田祐太郎さんでした。賞レースだからと気負うことなく、持っている力を出し切ったことが勝因ではないかと思います。

 

視覚障害のある人が『R-1ぐらんぷり』の決勝に進むのは初めてのことですし、優勝するのも初めてです。濱田さんはバラエティでの立ち回りも上手そうなので、これからの活躍が楽しみですね。

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ラリー遠田
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