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2017.11.26 編集長コラム

「天下人」萩本欽一はどう番組を作っているのか

テレビで人気のある芸人はこれまでにもたくさん出てきましたが、「天下を取った芸人」と断言できるのは、萩本欽一さんただ1人だと思います。萩本欽一さんは坂上二郎さんとのコンビ「コント55号」で人気になり、数々の番組で司会を務めるようになりました。

 

そして、1970年代の全盛期には、ゴールデンタイムに複数の冠番組を持ち、その週間視聴率を合計すると100%を超えていたことから「視聴率100%男」と呼ばれました。視聴率30%超えの番組をいくつも持っていた萩本さんは、間違いなくある時期のテレビで頂点に立っていた人間だと言えるでしょう。

 

そんな萩本さんを追いかけたドキュメンタリー映画『We Love Television?』を見に行きました。監督は『電波少年』シリーズを手がけている土屋敏男さん。2011年に、土屋さんが萩本さんを主役にして単発のバラエティ特番を制作することになりました。土屋さんは「もう一度、視聴率30%バラエティを作りましょう」と萩本さんに呼びかけます。この映画では、そのときの番組作りの裏側が赤裸々に明かされています。

 

テレビを見ない人が増えている今、視聴率30%を取るのは並大抵のことではありません。ほとんどのテレビ関係者が初めから不可能だと一笑に付すようなことです。でも、萩本さんは本気で30%を取りに行くのです。

 

そのために萩本さんは何をやったのか。具体的なことはぜひ本編を見て確かめてほしいのですが、萩本さんは「神がかり的」とも言える独特のやり方で、番組作りを進めていくのです。「天下人」である萩本さんのノウハウは、常識を超えたものばかりでした。

 

お笑い、テレビの関係者や、モノ作りに携わる人ならば、見ておいて損はない傑作です。萩本さんが何気なく話していることのすべてが、クリエイティブにまつわる本質を突いた金言、いや「欽言」として見る人の心に刺さるはずです。

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ラリー遠田
ラリー遠田

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