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2017.11.12 編集長コラム

真の流行語は「クセがすごい」

年末の風物詩である『ユーキャン新語・流行語大賞2017』のノミネート30語が発表されました。お笑い界からは、サンシャイン池崎さんの「空前絶後の」、ブルゾンちえみさんの「35億」の2つが取り上げられていました。ふーん、池崎さんは「イェーイ」じゃなくて「空前絶後の」なんだ、ブルゾンさんは「探さない、待つの」じゃなくて「35億」なんだ、とか、一連のフレーズの中でどこを切り取るかという問題はあるわけですが、いずれにせよ両者が1年を通して世間に強い印象を残したのは間違いないようです。

 

彼らは2人とも「ワタナベエンターテインメント」に所属しています。さらに言うと、「ひふみん」でノミネートしている加藤一二三さんも同じ事務所に所属していますから、計3人も選ばれていることになります。流行語大賞へのノミネートこそ逃したものの、『キングオブコント』準優勝で注目されたにゃんこスターもワタナベ所属。お笑い界では特に、この事務所の芸人の活躍が目立っていた1年だったと言えるでしょう。

 

あと、ノミネートされた言葉を見ていて気付くのは、「ユーチューバー」のように、もともとあった単語で、今年改めて注目されたから選ばれている、というものがいくつかあることです。実際、池崎さんが「空前絶後の」と言い出したのは昨日今日のことではありませんから、流行り出したときに初めて「流行語」と呼ばれる資格を得る、ということなのでしょう。

 

そういう意味で、個人的に今年の流行語として推薦したいのは、千鳥ノブさんの「クセがすごい」です。もちろんノブさんは昔からこのフレーズを使っているわけですが、本格的に世間に浸透してきたなあと思ったのは、昨年から今年あたりなんですよね。

 

実際、最近はテレビを見ていても千鳥の活躍がめざましいものがあります。どこを見てもよく出ているし、ロケもスタジオもMCもひな壇も何でもいける対応力もあります。ノブさんの岡山なまりのツッコミは、そのフレーズも間合いもすべてが独特で、まさに「クセがすごい」状態。これこそが、千鳥が一気にメジャーシーンに躍り出た今年の流行語にふさわしいのではないかな、と思います。

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ラリー遠田
ラリー遠田

我らがオモプラッタ編集長、お笑い評論家「ラリー遠田」!

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