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2017.04.22 編集長コラム

笑いが止まらない男

少し前のこの連載で、『オモプラッタ』をプロデュースしているIT起業家のMさんのことを書きました。Mさんが普段持ち歩いているリュックは、常に口の部分が開いている状態であるにもかかわらず、それを他人に指摘されても絶対に閉めようとしない、という話でした。

 

さらに、Mさんの友人が40度の熱を出して三日三晩寝込んでいたという話を聞いて、Mさんが死ぬほど笑っていた、ということも書きました。十年来の付き合いのある友人が苦しみもだえていたという話を聞いてゲラゲラ笑い転げるMさんの姿を見て、私は震えが止まりませんでした。西野カナが会いたくて会いたくてもこんなに震えないだろうと思います。

 

そう、Mさんは単に性格が変わっているだけではなく、そもそも笑いのツボが独特すぎるのです。何を面白いと思うかの基準が普通の人とはだいぶ違うような気がします。今回はそんな話をしたいと思います。

 

『オモプラッタ』の定例会の席で、何の前触れもなくMさんが突然笑い出しました。いつものことです。きっと頭の中に何かが思い浮かんで、思い出し笑いをしているのでしょう。「何がそんなに面白いんですか」と尋ねてみると、Mさんは笑いながら答えました。Mさんは総合格闘技のジムに通っているのですが、そこにいるジム仲間の男性の足のサイズが小さい、とのことでした。

 

「クククッ……、足のサイズがね、ちっちゃいんですよ、1人だけ、ククク。ジムの入口のところで、クク、みんなが靴を脱ぎ捨ててるんですけど、そこでも、ククッ、1つだけ、小さい靴が置いてあるんですよ……クククッ」

 

笑いながら話してくれたのですが、知り合いの足のサイズが小さいことのいったい何が面白いのか、我々凡人には理解できませんでした。その場にいた私を含むスタッフは全員、ただぼう然とするばかりです。Mさんはさらに嬉しそうに話しました。

 

「クククッ、しかも、しかもですよ! その靴の色がね、ククッ、紫色なんですよ! クククッ」

 

靴の色が紫だった。そのことがどうやらおかしくて仕方がないようです。よく分かりませんが、私たちにはどうすることもできません。もちろん、その人の足のサイズが小さいということと、その靴の色が紫であることは、いずれもそのとき会議で話し合っていた内容とは何の関係もないことでした。いつものことです。

 

天才IT起業家のMさんにはきっと、私たちには見えない何かが見えているのだと思います。居酒屋などのバイト募集の告知でよく「笑いの絶えない明るい職場です!」などと書かれていることがありますが、Mさんみたいな人ばっかりが集まっている職場だったら怖いですね。皆さん、くれぐれもご注意ください。

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ラリー遠田
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我らがオモプラッタ編集長、お笑い評論家「ラリー遠田」!

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